未曾有の大震災から10日が経とうとしています。
大切な音楽仲間でもあり、友人でもある方々が仙台、そして石巻で無事であることが分かり少し安心しています。1月にともに舞台を作ったみんなと9月にまた素晴らしい形で共演するため、一歩、一歩準備を進めていくことが使命かと考えています。
この10日間でいろいろなことを考え、感じました。これまでの自分の意識を大きく変化させる機会となったことは確かです。あくまでもインスピレーションとしてですが、「調和」という意識が自分の中に芽生えてきました。
インド音楽と鑑みた場合、インド古典音楽にはいわいる音楽的な「ハーモニー」は存在しません。しかしなから、音の一つ一つが持つ役割を配列する。リズムという時間軸を縦横に移動する。結果として美しい音楽となるために「調和」は不可欠なものであると思います。
そもそも宇宙に存在する調和を真摯に「人」の技術を介して、感じることのできる音楽やアートとして構築する。
それが自分の仕事ではないかと、感じているここ数日です。大きな破壊が行われた後、被災した方はもちろん、われわれ全てが再生へと向かうのは自然な流れだと思います。
大きな災害に見舞われた時、いかに自分が非力かとまざまざと感じさせられたと同時に、普段無意識であった、食糧、インフラ、輸送などの事業に従事されている方々に大きな尊敬の念を感じました。
これからの再生に向け、われわれ個人の持つ意思や行動が大きな意味を持ってくると思います。
大きな犠牲をはらわれた方々のためにも、少しでもよき方向へと再生のエネルギーが向かうよう、微力ながら当事者としての意識をもって生きていこうと思っています。
Aki